経歴と実績
2,500名の人材育成の歴史とおもてなし3つの主軸
大正時代創業の料亭橘家長男として生まれる
1
『和のおもてなし』
料亭で培った精神という文化
先代女将
「働かざるもの食うべからず」
私は料亭の小僧として、小学生の頃からお燗付け(日本酒の燗を付ける)や清掃など、裏方の手伝いを仕込まれました。その日々の中 で「日本のおもてなしの精神」が体感として埋め込まれていったのです。そして幼い私は「人を楽しませる仕事がしたい」という思いを強くしました。
「おもてなし」のいろはを習得
料亭「橘家」は大正末期に創業されました。当時は政界、財界の方が広くお見えになる
隠れ家的存在で究極の大名遊びの場でした。そのため女将、芸者、仲居、裏方が一体となり
「お客様に楽しんで頂くための物語」を創出し、どんなお客様にも心から楽しんで頂く、
「和の大人のテーマパーク」でした。
2
『洋のおもてなし』
ディズニー・マネジメントに学んだ
組織と仕組
12,000人の三越社員から11人に選抜、
夢のディズニーへ。
「人を楽しませる仕事」を目指した料亭の小僧は三越日本橋本店に入社後、サービスの現場にて徹底的にプロの仕事を学びながら、超難関の「ディズニー・フェローシップ プログラム」に合格。渡米して学んだ「ディズニー・マネジメント」は、想像を超えたものでした。
世界中の多種多様なエリートと共に
最高のメソッドとリーダーシップ論を学ぶ
五ヶ国語を使いこなすエリートと共に、完璧なエンターテイメントを学んだ一年間でした。
ディズニー・メソッドは高度なマーケティングや人材マネジメントを継続的に行う為の
「組織としての仕組みづくり」は私の大きな軸の一つとなりました。
「人を心から楽しませることで自分も幸福になれる」という人生最高の働き方を学びました。
3
『商人のおもてなし』
三越で学んだ
顧客満足と従業員満足のスキル
企画、販促、店舗開発、人財育成から
グアム三越社長の挑戦
江戸時代に呉服屋から始まり300年以上の歴史を持つ三越で学んだ伝統の「商人の魂」も私の大切な軸の一つです。創業以来、日本において商品、サービスの面で革新を繰り返してきた三越。
「販売なくして事業なし」という言葉もありますが、商社としての顧客満足に対するスキル以上に
そこで働く社員への実践機会の与え方も、サービスにとって非常に重要なものです。
フロリダ・ディズニーワールドへ出向
気遣い型マネジメントで
250人の多国籍の部下の人材育成に貢献
三越社員としてディズニー・ユニバーシティーへの留学機会を頂き、様々な場所で学びを実践する機会を与えられた日々に、私は感謝、感動、感銘を受けました。
そして、学んだ「感謝と誇りと謙譲」がスキルとなり、今も私の中で生きています。
三越やディズニー・ユニバーシティーでの経験が実を結び、ディズニーワールド・エプコットセンター・ジャパンパビリオンディレクター(取締役)に就任し、ショップ、レストラン、カルチャーの三部門の統括を行い、経常利益の向上や約250人の部下の人材育成に役立ちました。
不易流行
劇的に変化する現代社会を先導する
次世代リーダーの育成
『和・洋・商人のおもてなし』の3つの主軸をもとに、これまで国籍問わず多種多様な部下の人財育成、そしてお客様のみならず社員全員が笑顔で働ける組織づくりに尽力して参りました。
2020年の東京オリンピックを機に、世界の多方面から注目される日本。我が国の「おもてなし文化や気遣い」は、新たなリーダー達が世界で活躍するための大きな武器となります。
私がこれまでに培ってきた智慧や経験をより多くの経営者やマネジメントに悩まれる中間管理職の方々、そして次世代を担うネクスト・リーダー達に伝えていくことを使命としています。