あの懐かしい曲と共に久しぶりにあの叔父さんが帰ってきてくれた。
私が未だ幼い頃いつも叔父さんは人として大切にしないといけないことを教えてくれた。
真っ直ぐ人を愛する事、家族を大切にすること、黙って人の話しを聞いてあげ誰かの為に涙を流してあげること今思うとそれはいくら年を取っても人として生きていくうえで決して忘れてはいけないかけがえの無いことばかりだった。
そこには、笑いがあり、人情があり、情けがあった。日本人が誇れる文化があった。いつも自然と笑いながら泣いていた。
世の中がどんなに便利なっても失ってはいけないものもある。いまでは親父やお袋と口喧嘩していた頃さえ懐かしい。
そういえばいつかあの叔父さんのようにカバンひとつで全国を旅しながら皆さんを笑顔にしたいと憧れていたっけ。
私が目指していたものはそこにあったのだと改めて思い出されてくれた。もう一度そこに戻ってみようと思う。
「男はつらいよ お帰り 寅さん」絶賛上映中。
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